住宅型有料老人ホーム『みんとく』を見学

居場所

介護施設を見学させてもらいました。

6月23日、筑紫野市で3つの介護施設を経営されてある株式会社ケアクリエイツの城さんに話を聞く機会を得ました。福祉施設にまったく明るくない私にとって新発見が多く素晴らしい時間となりました。針摺にある住宅型有料老人ホーム『みんとく』を一通り見学させてもらっての情報交換でしたが、実際に運営されている方の経験則からの建物設計(通例や教科書にとらわれず利用者に意味のある使い勝手)や、利用者の立場での食へのこだわり、医療だけでなく歯科・理髪などのケアサポートも充実しているなど、随所に介護者目線の思いやりがこもったハードとソフトの整ったホームになっていました。みんとくは2軒目の施設で1軒目の使い勝手をさらに良い方に改善して利用者が低料金で安心して生活できるホームを目指しているとのこと。明るく開放的な雰囲気で過去に事件ニュースで見た老人介護施設の暗い閉鎖的な雰囲気とは異なっています。
私は高齢者が様々な事情で病院に入院した後、無機質な内装の中で痴呆が進み「家に帰りたい」という願いも様々な困難があって叶えにくくなっている現状を、地域の力を少しづつ持ち寄って住み慣れた地域で最期の時を迎えられるように出来ないか。そんなことを夢見て活動しています。城さんは経営と矛盾するけど、「ホームに入らねばならない人が増えない方が良い」、「元気でいれば入らずに済む」という考えも持っていて、デイサービスの方もより便利な場所でと商業施設内で活力あるサービスを展開されています。この地域に住む者と事業を営む者とが、これからの未来に向けて知恵を出し合い、住み慣れた場所で暮らし続けられるためにという夢に向かい、とても元気をもらえた情報交換会でした。